一昔前までは、「風俗で働く女性には何か訳ありな事情がある」などと、まるで悲劇のヒロインかのような同情の目線で見られる事が多かったように感じますが、最近では、“掛け持ちのアルバイト感覚”で風俗デビューを飾る女性が増加している傾向にあります。絶対的な根拠は証明されていないものの、少し前まで現実社会から離されていた夜の世界が、現代では、身近に感じる部分があるという時代の流れが関係しているのではないか?と考えられます。夜といえばキャバクラがあります。キャバクラは、今雑誌やテレビ等でもメディア的に受けいられつつある業界です。小学生の将来の夢ランキングに上位していたという事実がありますから、その影響力は凄まじいものです。キャバクラと風俗が直接的に関係してくるとはいえませんが、そういった時代の流れにより、まだまだキャバクラよりかは、偏見も厚い風俗ですが、少しずつ目線が変わっているようにも思えます。また、最近の風俗求人には、「触らない・舐めない」「自由出勤」といった素人の警戒を解す好条件を掲げている事も理由のひとつです。特にデリヘルのような個人で動く仕事は、働く女性からしても無理に他の女性と仲良くする必要もなく、派閥に巻き込まれる心配もないので、かなり都合の良い業態といっても良いでしょう。