デリヘルにとっては、2004年から2006年は、まさに飽和状態でした。そしてそれに追い討ちをかけるかのように、風営法が再度一部大改正されます。2006年5月から施行された新しい風営法では、罰則が強化され、デリヘルも今まで店舗とみなされていなかった受付所や待機所が店舗とみなされるようになり、住所などの届出が義務付けられました。当然、営業禁止区域内にそれらの店舗があれば、摘発されます。デリヘルだけではなく、この風営法の改正は、風俗関連の店と営む方にとっては、かなり打撃の大きなものとなりました。結果として、2007年から2008年にかけては、風俗関連市場は完全に停滞期へと突入し、デリヘルでも撤退をするお店が増えてきます。そのため、今後は風俗関連業界の中でも、残ったデリヘルの中で、お客様獲得をめぐって新たな作戦を打ち出すことが必要となってきました。例えば、価格の値下げや女の子の質の向上のための教育をしっかりすること、お客様へのこまめなお知らせなどのサービスです。とはいえ、確かに他の風俗関連業種と比べると、デリヘルはまだ生き残る道が残されている方です。男性の性欲は本能的なものなので、デリヘルが職種としてまったくなくなることはあり得ません。どういうサービスによってお客様を顧客としていくか、それが風俗関連業界全体でも、デリヘルでもいえる、今後の指針となっていくようです。
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